第05回4/4:ワンビッジット・マルチタスク





チラシ、パンフレットの激安印刷会社                  スポンサードリンク


新規営業の訪問は一石三鳥で:ワンビッジット・マルチタスク4/4

 さて新規の顧客として獲得したいお客さんに「然る可き用件」をもってそれを提案すればいいのかというと、それだけでは十分ではないと思いますね。
 やはりね、手間暇かけてアポイントを取ったわけですから、それを有効に活用する方法を考えないといけないと、私は思います。
  まず新規の顧客獲得には、順序というものがありますね。見込客を見つけるということ作業が最初にあるわけですが、見込客が見つかったとして、それを新規のお客さんにしなければなりません。つまり口座を設ける、ということです。何らかの取引をするということですな。
 「然る可き用件」として提案したものがそのまま採用されれば、いうことはありませんが、そうはうまく問屋が卸さないこともありますね。だから、

手軽に買えるようなものから売ってみる

ということもあると思います。たとえば、プリンタ用紙を格安で売るとか、MOやCDなどを売ってみるような方法もありますが、それだけで終わってしまうと、何をやっているか分からないということになります。できれば、MS Wordで報告書を作成するときに使えるような特製のテンプレート集を作って、千円とか二千円とかいう安い値段でもいいから買ってもらう方がいいかもしれません。取りあえず取引した実績を作るということですな。
 次に固定客にするために、担当者が抱え込んでいる課題を聞き出すということがあります。弾を打ち込むため、狙いを正確にするには、聞いて聞いて聞きまくるということが営業の役目です。まあでもね、聞くというのは、それなりの知識や体験がないと、聞くべき肝心のポイントが分からないともよくありますけどね。そのあたりは知識も必要ですし、経験も求められます。
 それからもう一つは、製品開発のためのヒアリングということだと思います。いまの印刷会社に一番足りないものは、この製品開発ではないかと私は思ったりしますが、

印刷の技術とサービスを組み合わせて「製品」にする

という発想そのものが希薄なように感じますね。
 世の中にアピールするためには、「製品化」という作業が必要なんですね。「製品化」するというのは、仕様を決めるということですね。つまり決めた仕様を公開して約束するということです。それができると「製品」はひとつの情報として伝わりやすくなります。
 ですから、「然る可き用件」としてでもいいし、口座を作るためでもいいですから、「製品」を世の中に問うという姿勢は必要ですな。その製品がそのまま事業として成立すれば、もういうことはありませんな。
 新規営業でも、やはり効率的な訪問が必要です。一回の訪問でいくつもの用件を片付けるようにならないと、達人にはなれません。だからね、数多く訪問するのではなく、一回の訪問でよく多くの仕事を片づける、つまりワンビッジット・マルチタスクを心掛けないといけませんな。

(工学社 Professional  DTP誌 2000年11月号所収)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/66548336

この記事へのトラックバック

印刷会社。未来への道筋
Excerpt: さらに、こちらのブログを読んでの感想です。 「印刷会社、明日はどっちだ:道に迷わない印刷会社サバイバル術」 さて、結果としてこれから印刷会社はどうやったらいいのでしょうか?
Weblog: 地方の中規模印刷会社で苦悩するWebデザイナー改めWebディレクターの日記
Tracked: 2007-12-31 05:24
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。