第01回5/5:ぐうたら営業のすすめ





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何かを極めれば、達人への道は開ける5/5:第01回ぐうたら営業のすすめ

 いまだったら、印刷営業であれば、自分のホームページくらい持っていても当然でしょう。できたら、出来合いのCGIのプログラムをカスタマイズして、掲示板くらい作るぐらいになって欲しいものです。
  だって今だったら、企業がWebにサイトを開くことは当然のようになっているわけで、企業の担当者も、それには大変関心があるわけですからね。営業訪問すれば、そういう話題はすぐにでてきますよね。
 相手が「いゃー、今度ね、申込フォームカートにしたいと思っているんだけどね」といったら、「カートはね、CGIのプログラムそのものは難しくないんですが、ビジネスモデル特許がらみでややこしいんですよ」なんて言えれば、相手は「ホゥ、けっこうわかっているじゃない」と再認識するわけですよ。でもそういうことは自分でホームページを作っているという体験がないと、答えようがないわけですよね。
 だからね、それを就業時間中の空いた時間にメンテナンスしていても、私は一向に構わないと思いますね。自分のWebのメンテナンスを会社にいるときにしてもしなくても、それは必ず仕事の役に立つわけです。

ライオンは週に一度くらいしか狩をしない

と言われています。一回狩りをして獲物をとると、一週間くらいはボーっとしているわけです。その間は子供のトムソンガゼルが通り過ぎでも飛び掛かったりしせんね。でも狩りをするときは、たいへんな集中力で獲物に襲いかかるわけです。もっとも狩をするのは雌が多いようで、雄はあんまりしないとか。
 だから、営業の達人なるためには、普段ぐうたらに見えても、いっこうに構わないと私は思います。でね、ここぞというとき、いままで積み重ねてきたものを営業ツールに、セールストークに反映できるパワーがいるわけですね。
 いまは、新しい提案が必要です。どんどんといろんな技術がでてきます。印刷関係だけでなく、全く違う分野から、印刷と関わりのあるものが生まれてきたりするわけです。インターネットなんて、その最たるものですよね。
 そういうものを、営業が取り込んで自分の言葉でちゃんと話すことができるようにならないといけません。そのためには、目先の仕事はできるだけ手間をかけないで、時間を作ることが必要です。時間なんて、本当は作る気になれば作れるんですから。あとは自分のしたいこと、興味のあることを極めればいいんですよ。それがいつかは仕事に結び付くんです。極めれば、だけどね。
 何かを極めるということが、達人になる多分もっとも近道ではないかと私は思います。何を極めるのかは人によって違うでしょうけど、たとえ、ぐうたらと言われても、それを目指して言って欲しいと私は思いますね。 

(工学社 Professional  DTP誌 2000年07月号所収)
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