第23回1/3:カラーマッチングはデバイスプロファイルが命





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◆[カラー設定]を統一するのが一番簡単なカラーマッチング:カラーマッチングはデバイスプロファイルが命1/3

 それで印刷結果のCMYKをベースにした「もっと簡単で誰にでも使えるカラーマッチングはないのか」というと、ないことはありません。一部のアプリケーションの機能を使うと、これが簡単にできるようになりました。ただし、アプリケーションといっても限られるんですな。Adobe製のアプリケーションの新しいバージョンでしかできないわけです。誰しもが最新のバージョンを使っているわけではありませんからね、それはそれでネックなんですけどね。

 具体的に言うと、Photoshop 6.0以降の[カラー設定]があるでしょう。あの[カラー設定]がわかりやすいと言う人もいれば、以前のカラー設定の方がわかりやすいという人もいるでしょうが、あれと同じ

[カラー設定]を持つアプリケーションだと、簡単にカラーマッチングできる


わけですな。同じ[カラー設定]を使うと、同じ色になるというごく当たり前のことですけどね。

 [カラー設定]を共通にするとね、Photoshopで見た色と、それをIllustratorに貼り込んだときに見た色は同じ色で表示されます。もっもとIllustrator 9.0以降ですけどね。Acrobat 5.0でも、InDesign 2.0でもRGBとCMYKの作業スペース、そしてレンダリングインテントと変換方式などのマッチング方式を統一しておけば、それでモニタのカラーマッチングは簡単にできるようになりました。

 たとえば[カラー設定]でCMYKの作業スペースに「Japan Standard v2」を選択しておいてCMYK変換した画像は、コート紙でオフセット印刷したときの印刷結果を反映したカラーなので、同じカラー設定で見る限り、モニタでは印刷したときのカラーで表示するようになっているわけです。正確には、印刷結果のLab値を基準にそのLab値からRGBカラーを算出し、モニタに表示するわけです。つまり、印刷結果とモニタ表示のカラーマッチングを行うことができるのです。

 CMYKの作業スペースが「Japan Standard v2」が一番いいのかということはさておいて、印刷結果から作成されたプロファイルがあれば、その印刷結果のカラーをモニタに反映させることができるようになっています。

 この方法のネックは、プロファイルを埋め込んだEPS画像ですな。Illustrator 9.0に、プロファイルを埋め込んだり、ポストスクリプトカラー管理したEPS画像をリンクするでしょ、そうすると、その画像はIllustratorの[カラー設定]では管理できないわけです。

EPS画像に含まれたプロファイルにはアンタッチャブル

なんですな。それで、そのままとか、QuarkXPressに貼り込んだりしてPostScript 3のRIPに出力すると、EPS画像はCMYKではなくLabモードの画像として扱われるわけです。そのためRIP内部の画像はLabからCMYKに変換されて出力されるので色が変わってしまうということがあります。RIPによっては、それを回避できるRIPもあるようですが、できないものも少なくないようです。

 極論するとEPS画像を使わなければいいわけですな。もっともDTPでのリンク画像はEPSファイルが本家みたいなことになっていますから、いまさらEPSを使うなというのは難しいかもしれませんけどね。埋め込むか、JPEGやPSD、TIFFなどを使いましょう。これらはIllustratorではリンクしてもIllustrator EPSで保存すると、埋め込み画像になりますからね。
(工学社 Professional  DTP誌 2002年05月号所収)

 
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