第23回1/2:カラーマッチングはデバイスプロファイルが命





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◆印刷結果をベースにカラーマッチングを考えよう:カラーマッチングはデバイスプロファイルが命1/2

 カラーマッチングといっても、実はけっこう幅が広いわけですな。まあ、ターゲットによってやり方は変わってきます。モニタだけでいいのか、カラープリンタからの出力なのか、オフセット印刷を最終ターゲットにするのかでも、方法も違いますね。

 カラーマッチングの方法といっても、いろいろありまして、印刷のためのカラーマッチング方法に限っても、

RGBカラーからCMYKカラーに変えるとき行なうカラーマッチング
プリンタのキャリブレーション機能でカラーを調整する方法
RIP内のCRDを使う方法


などがあります。

 これらは概ねカラープリンタの出力をオフセット印刷のカラーに合わせるための方法ですな。ただし、出力デバイスに依存する方法なので、誰もができる方法ではありません。要するにそのカラープリンタだけで使えるカラーマッチングの方法というわけですな。

 こういったカラーマッチングの難点は、モニタのカラーマッチングが難しいということですな。いやいやPhotoshopに限るのであれば、かなり近いカラーを再現できるかもしれません。しかし、その画像をレイアウトソフトに貼り込んだとき、もうカラーマッチングなんてとても無理でしょう。EPSの場合はRGBに変換したプレビュー画像を貼るわけですから、モニタの表示は目安でしかありません。カラーマネージメントはEPS画像を支配できません。まあ、いまのInDesignはできますけどね。

 カラーマッチングする以上、モニタのカラーも合わせたいと思いませんか。モニタのカラーとカラープリンタの出力と最終のオフセット印刷の色がバッチリマッチングするのが、本当のカラーマッチングですな。

 オフセット印刷をベースと考えると、CMYK同士でカラーマッチングさせるのが一番いいように思いますな。オフセット印刷はCMYKのままで出力印刷して、カラープリンタでオフセット印刷のシミュレーションするのがベストだと私は思いますね。

 プリンタのキャリブレーション機能を使うのが、それに一番近いように思いますが、すべてのプリンタにキャリブレーション機能があるわけではありませんからね。汎用性という点では、厳しいものがありますな。

 CMYKから別のCMYKデバイスで出力するときにカラーの調整を正しくできれば、プリンタ同士であってもカラーマッチングはできるはずですね。いまのところ一番有力な方法はICCプロファイルを使う方法ですな。CMYK値をLabに置き換えて、それを別のCMYK─Labの変換テーブルを使ってカラーマッチングを行うものです。

 CMYKでLabを使うときの欠点は、墨版成分のコントロールができないことがあります。もともとLabには墨版成分などという概念はありませんから、仕方がないんですけどね。だからプロファイルを作成しても、ある程度の編集は必要になります。少なくとも墨ベタの文字がCMYKのかけ合わせにならないような配慮は必要でしょうけどね。

 あとは、最終出力のCMYKをモニタでそのままカラーマッチングして表示できればいいわけですな。そうすると、印刷したときのCMYKをすべての基準においたカラーマッチングが可能になります。つまりカラープリンタもモニタも印刷結果というアウトプットを基本にしてカラーマッチングを行うわけです。おそらくこれがもっとも正しいやり方だと私は思いますね。
(工学社 Professional  DTP誌 2002年05月号所収)

 
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