第22回1/4:素材集ビジネス、付加価値の付け方





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◆素材集ビジネス、付加価値の付け方:ノウハウや使い方を付けて付加価値を高くするのだ1/4

 最後にもう一つ考えないといけないことがあるんじゃないかと、私は思っています。素材以外の別の面で付加価値を付けていきたい、ということがあります。どういうことかというと、素材集の使い方のノウハウに近いものを抱き合わせしたいと思っているわけです。
 去年の夏くらいから、パッケージをDVD仕様のものに変更しました。DVDのトールタイプのケースに変更したのです。トールタイプのケースもワーナーサイズのもとアマレーサイズのものがあるんですが、要するにパッケージを大きくしたわけです。
 大きくした理由というのは、一つには、ショップの店頭に並べるということを考えはじめていたことがあります。製品の内容を訴求する面積が大きい方がいいわけです。プラケースのようにサイズが小さいと収録している画像も満足に紹介できないわけです。ですから、大きい方がいいわけですな。
 もう一つの理由は、DVDケースの中には簡単な小冊子が入るということです。B6サイズより少し小さいくらいで背幅が4mmくらいのものまでだったら、中に入れることができるわけです。そういうところのスペースを活用して、

素材以外のコンテンツを提供していきたい

と思ったわけですな。
 そこで今回の素材集には付録の小冊子を付けることにしました。このために私は「Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本」という32ページばかりの本を書きました。
 この間まで私はカラーマネージメントは苦手でした。あんまり興味がなかった、というより嫌いでしたね。ところが最近アプリケーションで出力時にデバイスプロファイルを割り当てることができるようになり、かなり敷居が低くなっているように思うわけです。ですから、この1〜2ヶ月の間にかなり勉強して、自分で納得のいくまで出力実験を重ねましたな。その結果が「Adobeアプリケーションでする素材集のためのカラーマッチング読本」という小冊子なんですな。
 もちろんまだまだハードルはあるんですよ。なんといっても、デバイスプロファイルを持っていなければ、カラープリンタで色を合わせるのはできないので、カラーマネージメントのメリットが見えてこないんですな。しかしそれでもね、時代の流れは、ICCプロファイルを活用する方向に向かっているし、これからの普及はけっこう早いんではないかと思うわけです。
 Photoshop形式で素材を提供するとなったとき、要注意点がありました。それは画像モードがRGBということなんです。そうしないとCDに収まらないからなんですが、かつてはCGの画像をCMYK変換すると見るも無惨な色調に変換されてしまいましたので、CMYKで変換したものを提供していました。しかしね、これからはカラーマッチングを考えるとRGBの方がいいわけですな。少なくとも作業スペースを明らかにするということは必要だと思いますね。
 ICCプロファイルを使えば、PhotoshopとIllustratorやInDesign、Acrobatでのモニタのカラーマッチングは十分可能で、Illustrator 9.0やInDesign 2.0、Acrobat 5.0があれば、プリンタからカラーマッチングはそれほど難しくありませんよ。ただ単に素材集としてイメージを売るだけじゃなく、いろんな付加価値を見いだしていくことが、この戦国時代の素材集ビジネスで生き残る方法ではないとか思いますな。
(工学社 Professional  DTP誌 2002年04月号所収)

 

 
タグ:印刷会社
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