第22回1/3:素材集ビジネス、付加価値の付け方





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◆素材集ビジネス、付加価値の付け方:編集自在はレイヤー形式が本命1/3

 画像をロスレスにするのは時代の流れだと思いますが、それだけではちょっと物足りない気がしないでもありません。そこでもう一押し必要ですな。それで何をするのかというと、Photoshopレイヤーを含めた素材を提供しようということにしました。
 インクナブラの素材の大半はCGですが、背景があってその前面にオブジェクトが載っているものがおおいわけですな。もちろんバランスを見てデザイナーが配置しているわけですが、使う立場からいうと、素材をそのまま使うとは限りません。トリミングすることもあるし、その上に文字を乗せたりすることはあるわけですな。
 しかし一枚ものの画像では、やっぱり融通が利かないわけですな。オブジェクトを「すこし下に下げたい」とか「小さくしたい」とかありますよね。それができれば、思い通りのレイアウトになるのに、一枚物だから、それができないわけです。
 それをするには、Photoshopでレイヤー形式にするしかありません。レイヤーを保ったまま素材を提供すれば、ユーザーは、思い通りに加工編集ができるわけですな。
 むかしからね、「Photoshopレイヤー形式の素材集」というアイディアはありました。ありましたけど、実際には面倒ですよね。背景とオブジェクトの二つのレイヤーでも、CGのレンダリングを二回したうえ、こんどは前面のオブジェクトを切り抜かなくてはなりません。けっこう手間暇かかるわけですな。だから最初の頃の素材集は、Bryceのオリジナルデータを添付していたわけですが、現実にはすこし飛躍しすぎだったのかもしれません。
 そういうわけで、

レイヤーにしたら売れるんじゃないか


という気持ちは以前からありましたが、その手間を考えると、なかなか実行できなかったということがあります。
 それで実際にどうかというと、レイヤー形式のものは結構売れているようですな。ロスレスだけというより、何層ものレイヤーのままなので、カスタマイズしやすいことが受けているのだろうと思いますね。けっこう値段が張るんですが、これが売れているようですな。
 ええーとですね、売れているという話を聞いてレイヤー形式の素材を作り始めたのではなくて、そろそろそういうものをつくっていこうと企画していたときに、すでに先行しているメーカーがあったわけです。まあ、みなさん考えることは同じかもしれませんな。
 レイヤーにして作るにしても、3Dのレンダリングは早くなったし、Photoshop 5.5以降切り抜きは簡単になったし、「以前ほど手間はかからないぞ」という感じですな。
 それで今回は一つだけですが、「動かす地球」というタイトルで、レイヤーを保ったままの素材をつくりました。A3ノビにして、レイヤーにして、ロスレスのPhotoshop形式で保存して、「これでどうだ」とちょっと思っていますけど、とりあえず今年はこの路線で、いままで作ったものを見直して、レイヤー形式のものをバンバン出していこうかと密かに思っておりますな。
(工学社 Professional  DTP誌 2002年04月号所収)

 
タグ:印刷会社
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