第21回1/3:PDFの面付けテンプレートというコンテンツを売る





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◆大事なのはなにができるのかなのです:PDFの面付けテンプレートというコンテンツを売る1/3

 さて、本当はこういう製品は、もっとスマートにプログラミングしてつくればいいんでしょうけど、しかし必ずしもアプリケーションソフトもしくはプラグインソフトにこだわる必要はないと思いますな。
 求められているものは、プログラムされたソフトウエアではないんですな。私たちの作業をラクにするものやコストを引き下げるものが必要なのであって、その形態がパソコンではプログラミングされたソフトウエアなわけです。
 本当に求められるものであれば、どんな形のものであっていいと思っています。役に立つのかどうか、ということが一番の大事なことでしょう。
 たしかにプログラムというのは、誰彼でもできるものではありませんから、簡単に真似はできないでしょう。といっても、できる人が少ないだけであって、中身を解析すれば、真似してつくることはできるわけです。なぜ真似されないのかというと、プログラミングが難しいからではなく、著作権法で保護されているからですな。
 ただね、いくらプログラムされたソフトウェアが著作権法で護られていても、販売する価格に見合う価値がなければ、つまり生産性を上げたり、いままでできなかったことができないのであれば、製品にはならないわけです。
 大事なことは

売値に見合うだけの価値があるのか

ということであって、必ずしプログラミングされたソフトウエアである必要はないでしょう。
 この『自動処理できるPDF面付けの素』は、はっきり言えばただのテンプレートですが、同時に“テンプレートの使い方”というノウハウを販売しているところが少なからずあるだろうと思っています。ノウハウを売るなんていったら、なんかコンサルタントみたいですけどね、まあそこまではいかないにしても、『自動処理できるPDF面付けの素』というのは、これを使いながらPDFとInDesignの使い方を学んでいくというような製品ですな。少し偉そうにいうと「教導」していくわけですな。
 そりゃね、「InDesignで面付けできるよ」っていってWebでそのノウハウを全て公開したら、感謝されるかもしれないけど、感謝されるだけでは喰っていけないという現実もあるわけですな。人はパンのみで生きているわけではないけど、パンも必要なわけですな。
 それと、タダのものは、所詮それなりの評価しか受けないということもありますな。本当に優れたフリーウェアがあっても、値段が付いていなければ、やっぱり世の中の人は「よくできたフリーウェア」としか見ないわけですな。シェアウェアだって、それより機能の劣るソフトウエアがパッケージに入って販売されていたらいたら、「そちらの方が高機能かな」と思ってしまうこともあるわけでしょ。
 それと、機能の善し悪しだけでなく、ソフトウエアの販売というものには、サポートも含まれています。機能がすこしぐらい劣っていても、ちゃんと使えるように対応するという部分にお金が払われているわけですな。そう考えると、何ができるのかということも大事ですか、それを実現するためにどこまで面倒を見るのかということもあって、実はそちらの方が「ウエイトが高いのではないか」と私は最近感じています。
(工学社 Professional  DTP誌 2002年03月号所収)


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